私がフィギュアスケートを初めて見たのは、たまたまテレビで見た2005年の全日本でした。
【戦メリが教えてくれたフィギュアの世界】
当時私の中でずっと気になる旋律があって、それを友達に聞いたりネットで調べたりしてわかった曲名は「戦場のメリークリスマス」でした。それ以来この曲にハマり映画のサントラやDVDを買い、最終的には原作の本を買うほど好きになりました。
そんな中2005年の年末、たまたまテレビをつけていたらこの曲が流れてきて、ふと目をやるとそこに映っていたのは、綺麗な衣装を身にまとい滑る安藤美姫さんの姿でした。
切ない旋律に乗せて滑る彼女の姿に一瞬で心を奪われ、それ以来彼女が出る試合をチェックするようになりました。
翌年のオリンピックでは美姫ちゃんの演技を楽しみにしていましたが、トリノとは時差があり当時高校生の私はリアルタイムでは見れず、録画して翌日見ることにしましたが時間がずれたのか録画に失敗し、結局演技は見れず結果だけ知ることとなりました。
結果は本人にとっては不本意なものだったかもしれませんが、女子初の4回転成功者として4回転に果敢に挑んだ姿は素晴らしく、日本フィギュア史上初の金メダルを獲得した荒川静香さんをたたえ、同じ色のメダルを取りたいと言っていたのが印象的でした。
【初めて好きになった選手の晴れ舞台】
その翌年東京で開かれた世界選手権で、ショートプログラムではパーソナルベストを出し、これが彼女の現役最高のショートプログラムとなりました。このときのショートプログラム「シェヘラザード」は本当に素晴らしく、トリプルルッツ-トリプルループという彼女にしかできないジャンプを決め、風を切り空を飛んでいるかのような開放感あふれるスパイラルで魅了し、さらに畳みかけるように怒涛のステップが続き最後まで目が離せない作品でした。
そしてフリースケーティングはリアルタイムで見たのを今でも覚えていますが、自国開催の最終滑走で相当プレッシャーがあったにもかかわらず、こちらも素晴らしい演技でショートとフリーをノーミスで揃え、ショート2位からの逆転優勝が決まったときの感動は今でも忘れられません。
もしも過去に戻って好きな試合を一試合だけ生観戦できるとすれば、私はこの2007年の世界選手権を選ぶと思います。
この時期が技術的には彼女の全盛期だったと思いますし、特にシェヘラザードは壮大な曲調が大好きで、彼女のダイナミックな演技がこの曲にぴったり合っていて、この演技を生で見られた方が本当に羨ましいです。
そして、この2007年の世界選手権ではもう一人お気に入りの選手ができました。
次回はその選手について紹介したいと思います。
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