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Sunday, August 14, 2016

フィギュア大国日本に誇りを感じられる幸せ

フィギュアスケートファン2014

ようやく日本での生観戦が実現したNHK杯では、男子フリーで日本勢が素晴らしい結果を残し、良い流れで女子フリーを迎えましたが、序盤でまさかの事態が待ち受けていました。

【国内観戦で初めてアクシデントに遭遇】

それは第一滑走のエレーネ・ゲデバニシビリが演技を終えて得点発表を待ち、第二滑走の長洲未来選手がウォーミングアップを行っているときでした。

得点がなかなか発表されず会場からも得点発表を促す手拍子が巻き起こる中、採点システムにトラブルが発生しているとのアナウンスがあり、想定外のハプニングに動揺が隠せませんでした。

このトラブルによる突然の一時中断という状況の中、未来ちゃんは黙々とウォーミングアップを続けており、会場からは「未来ちゃん頑張れ!」など温かい声援が送られ、日本の観客の優しさに心を打たれました。

そしてスタッフの方が何度も未来ちゃんに話しかけており、「この曲は長洲未来さんのリクエストです。」と未来ちゃんリクエストの曲を流したり、「長洲選手のエキシビションの出演が決まりました。」とエキシビションに招いたりと、スタッフの心遣いが感じられるアナウンスが流れるたびに観客も歓声を上げていました。

このトラブルで結局20分も待たされることになり、未来ちゃんは本来の実力が出し切れませんでしたが、難しい状況でも最後まで滑り切った未来ちゃんに、会場は総立ちで最大限の賛辞を送りました。

大事なオリンピックシーズンの試合でトラブルが起きてしまったのは問題ですが、その後のスタッフや観客の皆さんのフォローを見ていると、日本人の優しい心遣いに感動している自分がいました。

【若さを全く感じさせない上質の演技】

そして女子フリーで日本勢の先陣を切ったのは、このNHK杯でシニアデビューとなった宮原知子選手でした。

シニアの試合しか見ていなかった私は全日本で3位だったことしか知りませんでしたが、ショートで私の大好きな「戦場のメリークリスマス」の曲に乗せて滑るのを見て、この曲の切なさや繊細さが伝わってくるような演技に引き付けられました。

そんな知子ちゃんのフリーに期待を抱き演技が始まるのを心待ちにしていましたが、競技中断で待ち時間が長かったからか名前がコールされてもウォーミングアップを続け、演技開始までの残り時間が迫る中コーチとギリギリまで話していて冷や冷やしましたが、コーチのところから一瞬でスタート位置につき残り1秒でポーズを取り一安心しました。

そんな演技前から動揺したフリーは「ポエタ」の迫力ある旋律で始まり、冒頭のジャンプでミスが出たもののその他の要素は素晴らしく、シニアデビューの選手とは思えないほど洗練されたしなやかな腕の動きで、このフリーでも切なさと繊細さを醸し出して曲に溶け込む美しい演技でした。

この若さでこれほど上質の作品を生み出す彼女の類まれなる芸術性に感銘を受け、日本からこんなに素晴らしい選手が出てきたことを心から嬉しく思いました。

Poeat

【日本を背負ってきた選手の風格漂う演技】

そしていよいよ大本命の真央ちゃんが登場し、会場からは大ちゃん以来の物凄い声援が巻き起こり、日本を背負ってきた彼女の存在の大きさを感じました。

ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」の静かな旋律とともに滑り出したフリーは、ジャンプでいくつかミスが出たものの曲の盛り上がりとともに迫力を増していき、荘厳で重厚な曲に負けない力強く貫禄のある演技で観客を魅了しました。

真央ちゃんは前のオリンピックシーズンにもラフマニノフの「鐘」で滑っており、その頃はこういう曲調は若い彼女には少し重すぎるかなと思っていたのですが、再びオリンピックシーズンにラフマニノフの荘厳な曲で堂々と滑る彼女を見て、この4年間でこういう曲が似合うほどの風格を身に付けたんだなと感銘を受けました。

この堂々たる演技で真央ちゃんは見事優勝し、日本人男女でアベック優勝という素晴らしい結果となったNHK杯は、日本人選手の魅力と日本の観客の温かさを肌で感じることができ、フィギュア大国としての日本を誇りに思えた幸せな時間でした。


オリンピックシーズンに日本の強さを見せつける素晴らしい試合を堪能した後、オリンピックにおいて日本勢の脅威となる選手に初めて心を奪われ、フィギュアスケートの神髄を味わうことになる演技について次回はお伝えします。

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Thursday, August 11, 2016

日本で人気選手が出場する試合を生観戦

NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 公式メモリアルブック (教養・文化シリーズ)

日本でフィギュアのチケットを取るのは至難の業だと聞いていましたが、海外でしか観戦経験がなかったため日本の会場の雰囲気も味わってみたいと思い、友達もチケットが取れたら一緒に行きたいとのことで、オリンピックシーズンのNHK杯のチケットを2枚申し込んでみました。

このNHK杯は高橋大輔さんや浅田真央選手など人気の選手が出場するということで、競争率が高くチケットを取るのは難しいだろうなと予想していましたが、幸運なことに狙っていた土曜日のチケットを取ることができ、男女シングルともにフリーを観戦できることになりました。


【お茶の間観戦で目に留まった演技】

ショートの演技はテレビやネットで事前にチェックしていましたが、中でも織田信成さんのショート「コットンクラブ」が特に気に入って、彼は前のオリンピックシーズンの「チャールズ・チャップリンメドレー」といい、コミカルな演技が本当に上手いなと改めて感じました。

さらに4回転を含むジャンプを全て成功させる素晴らしい内容で、本人ものびのびと滑っていて本当に楽しめる演技で、高得点を期待し会場からも得点発表を促す手拍子が上がっていましたが、発表された得点はまさかの82点台でした。

演技内容と得点があまりに剥離していたため、会場からも「えー!?」と不満の声が上がっており、本人の凍り付いた表情を見てやりきれない気持ちになりました。

どうやら4回転が回転不足を取られていたようですが、素人目には完璧なジャンプに見えたため納得できず、気になってファンの方々の感想をいろいろ調べてみると、素人の私だけでなく多くのファンがこの採点はおかしいと訴えていました。

The Cotton Club: Original Motion Picture Soundtrack

【暗雲を全て吹き飛ばした爽快な演技】

こんな不可解な採点を目の当たりにしたため、フリーこそは織田くんが報われることを願い、ひたすら祈りながら彼の演技を見守りました。

フリーの「ウィリアム・テル序曲」では最初の4回転が3回転に抜けてしまいましたが、2本目の4回転を綺麗に決めるとその後のジャンプも次々と猫足着氷で決めていき、最後まで無事に滑り終えることができてほっと一安心しました。

ただショートのトラウマがあったためハラハラしながら得点発表を待ち、本人も両手を合わせて祈りながら得点を待っている様子でしたが、今回は170点台の高得点が出て本人も嬉しそうで、最後に彼の笑顔が見れて良かったと心から思いました。

【意表を突いた選曲に戸惑う会場】

そして優勝候補の大ちゃんの前に登場したのは、ショートで2位のハビエル・フェルナンデスでした。

このシーズンの彼の演技を見るのはこれが初めてでしたが、「ピーター・ガン」の楽しげな音楽に乗せて滑るのを見て、今シーズンも得意のコミカル路線で行くんだなと思っていると、突然お色気モードの曲調になりあっけにとられました。

フィギュアを見始めてから様々な演技を見てきましたが、こんな曲調で演技する選手を見たことがなかったため戸惑いを隠せず、さらに友達と見ていたため余計に気まずさを感じてしまい、思わず「凄い選曲やな・・・・・・。」と演技中につぶやいてしまいました。

他の観客も曲に戸惑っていたからかあるいはミスが多かったからか、あまり盛り上がらず得点も伸びませんでしたが、オリンピックシーズンにかなり冒険したなと感じるこのプログラムは、今後どんな作品に仕上がるんだろうと逆に楽しみになりました。


【人気者の登場に歓喜する会場】

そしていよいよ大本命の大ちゃんの出番となり、会場はとんでもない大声援に包まれ、彼の日本での人気ぶりを肌で感じることができました。

「ビートルズ・メドレー」に乗せて演技が始まると、美しく華麗な表現で演技中にたびたび歓声が上がるほど観客を魅了し、ジャンプでいくつかミスが出たにもかかわらず会場は総立ちでした。

彼もこの2年ほど前の「ブルース・フォー・クルック」など選曲で冒険する印象があり、この「ビートルズ・メドレー」も面白い選曲だなと思いましたが、どんな曲調でも自分の色に染める表現力は唯一無二のものだなと思いました。

フロム・イエスタディ・トゥ・ペニー・レイン/ セルシェル・プレイズ・ビートル

そして結果は大ちゃん優勝、織田くん2位となり、日本勢にとって素晴らしい結果となりました。

この勢いで女子も日本人選手が活躍することを祈りつつ、女子のフリーを見届ける様子は次回お話しします。

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Wednesday, July 13, 2016

現地観戦に目覚めるきっかけとなった選手


羽生くん目当てで現地観戦への道を踏み出したものの、ほろ苦い観戦デビューとなったスケートアメリカでしたが、その後に行われるスケートカナダでも気になる選手がいました。


【現地観戦へと誘う選手の魅力】

その選手は私の大好きな音楽「ファイヤーダンス」で滑るのを見て以来気になり始め、さらに「ハンガリアンラプソディー」での躍動感あふれるステップに魅了された、鈴木明子さんでした。


私がフィギュアスケートを観る際には音楽に対するこだわりが特に強く、好きな選手でも音楽が好みでないとなかなか作品を好きになれないのですが、明子ちゃんの選曲は私の音楽の好みと合うことが多く、さらに身体表現がずば抜けており、一瞬でその作品に引き込む魅力がありました。

そんな明子ちゃんが出場するとわかったスケートカナダにどうしても行きたいと思い、一人の選手を目当てにするのはリスクがあると前回の経験でわかっていながらも、また勢いでチケットを取ってしまいました。

今回も休日のフリーのみの観戦で夜行バス移動という強行日程の上に、カナダはフィギュアファンが多いのか天井席しか取れませんでしたが、投げられないだろうと思いながらも一応ぬいぐるみを用意し、白の布地に英語で名前を書いただけの即席手持ちバナーも作成しました。

そして夜行バスでカナダとの国境を越える際の入国審査では、安いバスでの国境越えのためか厳しく尋問され、英語がわからず戸惑っていると「はっきりしゃべりなさい!」と怒鳴られたため、こちらも怒鳴るように質問に答え、ほとんど怒鳴り合いのような状態でした。

なんとかつたない英語で質問に答えた後、かばんの中身を全て開けられ、ぬいぐるみを見て不思議そうにパスポートをチェックし、「誕生日でもないのに何でこんな物持ってるの?」と怪しまれつつも、何とか入国審査を無事終えることができました。


こうして苦労しながらも何とかカナダの会場に到着し、前回と比べてあまりのリンクの遠さに驚きつつ、無事に会場にたどり着いて一安心しました。


天井席のためか周りはカナダ人ばかりでアウェーでしたが、隣の席のカナダ人のおばあさんが私の持っているバナーに気付き、アジア系の選手が演技すると「ほらあの人じゃないの?バナー見せたら!」と言ってくれて、「いやあの選手じゃないんだけどな・・・・・・。」と思いながらもその気遣いが嬉しかったです。


【現地観戦の醍醐味を感じる極上の作品】

そしていよいよ明子ちゃんの演技、美しい「O」の音楽を際立てる滑らかなステップ、そして盛り上がる曲調とともに全身を使った身体表現で引き込み、天井席だったにもかかわらず鳥肌が立ち、最後には涙しました。

隣のおばあさんもカナダ人選手だけ応援しているのかと思いきや、明子ちゃんの演技の途中で「ビューティフォー」とささやいており、カナダ人のおばあさんまでも虜にしていました。

演技の序盤にジャンプでミスがあったにもかかわらず、その表現の素晴らしさにあまりにも感動し、天井席で本人には見えないだろうとわかっていながらも、立ち上がって全力でバナーを振りました。

この「O」は音楽・演技・衣装全てが私の好みにぴったりはまり、生で感動を味わったのもあってか女子フリーで一番好きな作品となり、わざわざラスベガスまで本場のシルク・ドゥ・ソレイユを見に行き、サウンドトラックまで買ってしまうほどのお気に入りとなりました。

O

ここで現地観戦に目覚め、ついに世界選手権の現地観戦へと踏み出すことになりますが、世界選手権デビューの様子は次回お伝えしたいと思います。

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Friday, July 8, 2016

海外で人生初のフィギュア生観戦


羽生くんの引力により男子フィギュアの世界に引きずり込まれた私は、偶然にも2012年羽生くんとほぼ同時期に北米に渡っており、スケートアメリカに彼が出ると聞いて、勢いでチケットを取りました。

【準備万端で臨んだ初めての現地観戦】

スケートアメリカは思ったよりチケットが安く、しかも前の方の席ががら空きだったので、かなり良い席を取ることができました。

ただ大学に通っていた私は平日見に行くのは難しく、ショートは泣く泣く諦めフリーのみ観戦することにして、しかも終わったらすぐ会場を出ないと帰りの飛行機に間に合わないという、かなりの強行日程でしたが羽生くん見たさで即決しました。

Disney Pumpkin Pooh Bean Bag by Halloween Plush by Halloween Plush [並行輸入品]

この時期はハロウィンが近かったこともあり、かぼちゃをかぶったプーさんのぬいぐるみを投げ入れ用に購入し、さらに日本国旗も手に入れ彼の名前を書き入れた即席の手持ちバナーを作り、空港では他の日本人選手へのぬいぐるみも購入し万全の状態で会場に到着しました。


会場でまず驚いたのは日本人の数で、私の周りの席はほとんどが日本人でした。

そして自分の席がリンクにあまりに近いことにも驚き、こんな近距離で選手の演技が見れるのかと興奮していました。


すると私の隣の席の方がやってきてその方も日本人らしく、その後いろいろお話しさせていただくうちに、彼女は小塚崇彦さんのファンの寄せ書き入りの日本国旗を持って来ており、多くのファンを代表して来ている凄い方だということがわかりました。

【現地観戦デビューは予想外の結末】

そしてついに試合が始まり、後半グループの6分間練習で、初めて羽生くんを含む日本人選手を生で見た時の興奮は今でも覚えています。


まず日本人選手の先陣を切ったのは町田樹さんで、ファンから「たっきーがんば!」と声援を受けていました。

彼の演技をしっかり見たのはこの時が初めてでしたが、ミスがあったものの惹きつけられる魅力があり、その時の「火の鳥」は何度も動画を見返すほど、私にとってお気に入りの作品になりました。

そして小塚くんの出番になると隣の女性が、「たかちゃんがんばー!」と大声で声援を送り、それを皮切りに続々と声援が上がっていきました。

隣の女性は小塚くんの演技中ずっと両手を合わせたお祈りポーズで、ジャンプが決まった瞬間だけ拍手しすぐお祈りポーズに戻っていましたが、近くの席にいた別の小塚くんファンも全く同じ行動を取っていて、ファンの本気の想いをかいま見ることができました。

結果小塚くんは素晴らしい演技で、隣の女性は演技後寄せ書き入りの国旗を振り、その後国旗をリンクにそっと投げ入れているのが印象的でした。

そして最後が羽生くんでしたが、私は声援を送る勇気すら出せず、手持ちのバナーを振って応援するのが精一杯でした。

そして演技序盤の4回転は目の前で転倒してその後もミスが続き、大自爆の演技に呆然としつつも一応プーさんは投げ入れました。

結果は小塚くん優勝、羽生くん2位、町田くん3位と、日本勢が表彰台を独占するという素晴らしい成績でしたが、帰りの飛行機の時間が迫っていた私は表彰式も見れず、羽生くん目当てで来た私にとってはほろ苦い初観戦となりました。

ワールド・フィギュアスケート 55

そんな初観戦だったにもかかわらず、すぐに次の試合のチケットを取り、2度目の観戦に臨む様子は次回お話ししたいと思います。

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