2年半ぶりの現地観戦はB級大会のフィン杯を選びましたが、初めてのフィンランドはわからないことだらけで悪戦苦闘しながら何とか会場に到着し、初めて公式練習の見学に臨みました。
【フィン杯初日の女子公式練習】
リンクに入るといきなり真央ちゃんが目に入り、長いこと現地観戦から遠ざかっていたのもあり目の前の光景が信じられず、夢を見てるんじゃないかとしばらく頭がふわふわしていましたが、席に着いて練習を眺めていると徐々に実感がわいてきました。ちょうど真央ちゃんのグループが練習していたのもあり、公式練習用に開放されていたショートサイドは自由席だったので前の方は日本人の観客でかなり埋まっており、撮影が自由な海外試合の環境を存分に生かして多くの方が熱心に撮影していました。
私はというと空港から会場までの道のりが想像以上に辛かったため身も心もボロボロで、最初は写真も撮らずぼーっと練習を眺めていましたが、さすがにもったいないなと思い普段使っている小さなデジカメを取り出し撮影してみたものの、フィギュアスケーターを撮影するのはほぼ初めてだったのもあり全然うまく撮れませんでした。
そして女子の公式練習が終わったので近くのトイレに行き、一息ついてから席に戻ると一気に人がいなくなっていたので、男子の公式練習に備えて最前列に移動し、この日のために新調した高性能のデジカメを取り出しました。
【フィン杯初日の男子公式練習】
男子の第1グループは初日なのもあり二人しか練習に来ていませんでしたが、そのうちの一人がイヴァン・リギーニで、目の前で何度も両手を上げた美しいタケノコジャンプを拝めて感動しました。そして次は日野龍樹選手のグループということで日本人の方が続々客席に戻って来る中、第2グループの練習では龍樹くんに加え、イスラエルのダニエル・サモヒンとアレクセイ・ビチェンコも登場し、初日から豪華なメンバーでした。
この3選手を間近で見るのは初めてでしたが全員驚くほど男前でイケメンパラダイスだなと思いながら、気合を入れて新しいデジカメで撮影してみましたがなかなか操作に慣れず、サモヒンくんの曲かけ練習では動画も撮ってみましたがあまりにもカメラワークがひどかったので、動画は諦め写真撮影に専念することにしました。
曲かけ練習で龍樹くんのショートの曲を初めて聴いたのですが、いきなりピロリロリンと不思議な音が流れて一気に引き込まれ、日本人でこんなユーロの選手みたいな謎めいた曲で滑る選手がいるんだなと驚き、神秘的な曲が好きな私は密かに興奮していました。
ようやくサモヒンくんのまともな写真が撮れたところで第2グループの練習が終わり、最終グループを前に製氷作業に入りました。
製氷作業中に「日本人の方ですか?」と女性の声が聞こえて、声が遠かったのでまさか私じゃないだろうと思いつつ、一応振り返ると周りに私とその方しかおらず、私に話しかけてくれたんだとわかりその方としばらくお話ししていました。
そして男子の最終グループが始まりましたが、練習に来たのはアレクサンドル・ペトロフだけで、キスアンドクライでアレクセイ・ミーシンコーチが見守る中、一人でリンク使い放題だったからかのびのび楽しそうに滑っていました。
しばらくその女性と和やかに話しながら見学していましたが、ペトロフくんの曲かけ練習が始まるとお互い撮影に集中し、ここで私は連写機能の使い方を覚え、だんだん良い写真が撮れるようになってきました。
その後もしばらく話していて私はパトリックやコリャダくんのファンだと伝えると、その女性はネイサン・チェンを観に来たとのことで、ペトロフくんの曲かけも終わりお互い目当ての選手も来ないようだったので、二人で会場を後にして試合が始まるまで近くのマクドナルドで休憩することにしました。
話しているうちにその方も町田くんファンだということがわかりましたが、私とは比べ物にならないほど観戦歴があり町田くんファンとしても精力的に活動していて、初観戦のスケートアメリカで出会った小塚くんファンの方を思い出し、私が海外観戦で出会う人は凄い方ばかりで運が良いなと改めて実感しました。
お互い町田くんファンだとわかり意気投合して色々お話しさせていただき、久しぶりにフィギュアファンの方と交流できて温かい気持ちになり、苦労して公式練習を見に来て良かったなと思いました。
こうして試合前に充実した時間を過ごし、いよいよ初めてのB級試合を観戦する様子は次回お話しします。
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