Wednesday, December 28, 2016

【最新】選手への想いが深まった生観戦


4日間にわたるフィン杯を無事に終え、Kamppiへ戻ったものの道に迷って空港行きのバスを逃し、予定を変更して初日に来た道を戻り、Rautatientoriで空港行きのバスを待っていました。

【ヘルシンキからヴァンター空港へ移動】

飛行機のマークが描いてあったバス停で待っていると、近くに615番のバスが止まっていて、しばらくすると表示が614番に変わってそのバスがやってきて、614番と615番のバスは基本的に同じなのかなと思いつつ乗り込みました。

そしてバスはヘルシンキを出発しましたが、来るときは615番に乗ったよなと思い出し、614番で大丈夫かなと不安になっていると、空港らしき名前のバス停が表示されたのでバスを降りました。

しかし近くに空港らしき建物はなく、615番のバスに乗れないかなと思いましたがそこには止まりそうになかったので、空港行きの標識を頼りに歩きつつ、615番のバス停を探すことに決めました。

そこはほとんど歩道がなく車がビュンビュン通る道路で、そもそも車で来るところなんだろうなと思いつつ、道路の端を歩いていきましたが、一向に空港に到着する気配がありませんでした。

何度かバス停を見つけましたが615番の文字はなく、夜の寒さで凍えそうになりましたがタクシーも見つからず、諦めてひたすら歩き続けていると、数十分歩いたところで空港につながる道を発見しました。

この道を行けばすぐ空港に着くだろうと確信し、標識を頼りに進んでいきましたが、歩いても歩いても空港は見つからず、心が折れそうになりながらも歩き続けました。

途中で再びバス停を見つけましたが615番の文字はなく、体力の限界だったので少し休憩し、再び立ち上がって歩いていると、目の前を615番のバスが通り過ぎました。

あのバスに付いていけば空港に着くんだと希望が湧き、道は間違ってなかったんだと元気を取り戻し、最後の力を振り絞って歩き続けると、ようやく空港が見えてきました。

車がどんどん通り過ぎる中ひたすら歩き、バス停から1時間以上歩いてついに空港に到着し、建物に入って寒さから逃れると、一気に安心感で満たされました。

【ヴァンター空港で過ごすフィンランド最後の夜】

ひとまずスターバックスで飲み物を買って、初日に空港泊した休憩所へ向かうと、パソコンを電源につないで充電しつつ、一息ついて疲れ切った体を休めました。

結局614番のバスは空港行きではなかったことがわかり、空港行きの標識がなければ路頭に迷っていたなと思うと、空港にたどり着けたのは奇跡だなと幸運を噛みしめ、これからバスに乗るときは事前に行き先を確認しないといけないなと痛感しました。

そしてパトリックのサインを眺めていると、あまりの美しさに魅了されたフリーの演技を思い出し、あんなに夢中になれる演技に出会えるなんて、フィンランドまで来て良かったなと改めて感じました。


私がパトリックを本気で応援し始めたのは昨シーズンの四大陸選手権のフリーがきっかけでしたが、パトリックも次のオリンピックで引退なのかなと思うと、どうしてもっと早くその魅力に気づかなかったんだろうと思い、パトリックが引退する姿を想像しただけで涙がこぼれてきました。

休憩所は暗かったものの近くの人には気づかれていたんじゃないかと思うほど号泣していて、こんなにパトリックへの想いが強くなっていたんだと初めて気づき、これからパトリックを見られる数少ない機会を大切にして、できる限り現地で見届けようと心に決めました。

こうして感傷に浸りながらフィンランド最後の夜を過ごし、朝になるとフライトに備えてチェックインし、フライトが出るゲート前のベンチで仮眠をとると、飛行機を乗り換え無事帰宅しました。

【フィン杯後に知る悲しい真実】

フィン杯ですっかり体力を消耗し、体力回復に数日間かかりましたが、たまたまフィン杯後に驚きの情報を知り、その内容にショックを隠せませんでした。

それはコリャダくんの新しいショートがロシアのスケ連に認められず、昨シーズンのプログラムに戻すよう指示された件で、コリャダくんは昨シーズンのショートに飽きていて、新しいプログラムが認められず不満を感じているという情報でした。

私はコリャダくんの出場を知ってフィン杯に行くと決めましたが、フィン杯では私が見たかった躍動感あふれる演技は観られず、6分間練習でもそのお蔵入りになった曲名がアナウンスされてメンタルは大丈夫かなと心配していましたが、やはり辛かったのかなと思うとやりきれませんでした。

フィン杯ではすっかりパトリックに夢中になっていましたが、この情報を聞いてコリャダくんも精一杯応援しなければと思い、この壁を乗り越えてまた小粋な笑顔と躍動感あふれる演技が観られるよう、全力で応援していこうと心に決めました。


こうして大好きな選手への愛情を深めたフィン杯となりましたが、次回は私の経験を踏まえたフィンランドでの観戦情報のまとめをお伝えします。

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村